躁と鬱を繰り返す病気とは

安定した生活を送るために

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双極性障害とは躁鬱病とも言われる病気で、躁の症状と鬱の症状を繰り返し発症する病気です。鬱病とは異なる病気で、治療法なども全く異なるので注意しなければなりません。双極性障害は、自殺による死亡率がとても高い精神疾患です。この病気が自殺を促すタイミングは、躁の症状が鬱の症状へと転じた時です。躁状態の時に自分が行った常識では考えられないような行動を激しく後悔し、自分を責めてしまうことが原因となり、最悪の場合には自殺などの自己破壊的な行動を取ってしまうのです。また、躁の状態と鬱の状態が入り混じった状態である混沌状態の人も、自殺によって命を失う人が多いとされています。双極性障害の治療方法は、鬱病の治療よりも難しいとされています。通常の鬱病の場合は抗うつ剤を処方されますが、双極性障害の患者に抗うつ剤を処方すると治療の効果が薄れてしまったり不安定な状態になってしまうことがあるのです。しかし、家族や周りのサポートをしっかりと受けながら、専門の医師によって適切な治療を受けることで安定した生活を送ることができます。

詳しい症状と原因とは

双極性障害は、躁状態と鬱状態を繰り返す精神疾患ですが、2つの症状に分類されます。躁状態がある場合には「双極1型障害」となり、躁状態でなく軽躁状態がある場合には「双極2型障害」になります。軽躁状態とは、躁と同じような状態が4日以上続き明らかに周りから見ても正常ではないと判断できますが、仕事や人間関係に影響を及ぼすほどではない場合を言います。躁状態の時には、患者本人は自分が躁状態となっていることに気付くことができません。そのために、周りへ攻撃的になりトラブルを起こし社会生活を送りにくくなってしまうのです。双極性障害を発症する原因は、まだはっきりとは分かっていません。しかし、遺伝的要素・環境的要素などが関わっているとされています。また、鬱から始まることも多く双極性障害の約3分の2が鬱から始まったというデータがあります。鬱だけを数回繰り返した後に突然に躁になるといった人も多くおり、鬱病だと思っていた人も、実際のところは双極性障害だったということも多くあるのです。